社内の取り組み

SDGsへの取り組み

図:SDGsへの取り組み
カネモク工業では1965年の創業以降、半世紀以上に渡り木材の加工を中心とした製造業を営んでまいりました。多くの木材を使用する我々はその資源と共存し、持続可能な社会への貢献を重要な役割であると考えております。
具体的には、東京都より産地証明を頂いた木材(杉・檜)を使用して「木製自転車」木製車椅子の製作を致し、多摩産材の利用拡大を促進しようと考えております。

多摩川の水源はこの森林が生み出したものであり、弊社はこの多摩川の下流で長きに渡り木工業を営んでまいりました。これからも多摩川を大切にする取り組みは弊社にとっても大切な事と考え、この取り組みを開始しました。

係る取り組みの一環として、多摩産材利用拡大フェア2021』における東京都森林組合様のブースにて、「木製車椅子」「木製自転車」を展示させて頂き、ご来場者様からたくさんの反響を頂きました。

図:SDGsへの取り組み

 8.9 2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。

多摩産材は、昭和30年代を中心にバブル期の木材需要に対応する為に杉や檜が広く植栽されてきた。しかし、バブル崩壊と共にその木材価格の低下し多摩地区の林業経営は悪化しました。その結果、林業従事者が減り製材業者の廃業が相次ぎで起こりました。危険を伴う仕事の多い林業は、長年の経験と高度な技術を必要するが、天候によって左右される林業は年収が安定せず、若い林業従事者が定着しない状況が見られます。

そんな状況下で、我々の加工技術で多摩産材の利用価値を見出すことができれば、多摩地区の林業従事者の雇用創出にも繋がるのではないかと考えから、本製品の開発・製作をさせて頂くこととなりました。


図:SDGsへの取り組み

12.3 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

本製品は、木製品の温もり、木目の美しさなどを存分に感じて頂くことができますが、単に観賞用となってしまってはその用途は極めて限定され、結果として製品ライフサイクルのが短くなってしまうと考えております。
我々は消費者の『つかう責任』にまで配慮し、職人によるこれまで培ってきた加工技術やノウハウを結集し、JIS規格の評価要件を満たした試験をクリアしております。

ついては、お客様には本製品を安全に長く使用していただくことで、廃棄物削減による持続可能な目標達成へ寄与しております。

図:SDGsへの取り組み

15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。

東京都には78,500ha(山手線内側の面積のおよそ12.5倍)の森林があり、これは総面積の36%にも及びます。また、花粉症対策や二酸化炭素の吸収能力に起因して、伐期を迎えた杉や檜が多く存在します。

杉は、傷つきやすくへこみやすいなどの特徴から、工業製品には不向きとされてきましたが、木工職人の高度な技術により加工を施すことで、美しい自転車・車椅子としてその利用価値を見出し、森林循環の促進に寄与しております。


安全への取り組み

ものづくりを我々にとって、道具や機械は無くてはならないものです。しかしメンテナンスを怠れば非常に危険を伴います。
弊社では、毎月初めに工場内の機械点検及びメンテナンスを行い安全に機械を稼働できるように心がけております。